日能研に入って良かった理由の一つです
「Nフレンズ」。日能研OB・OGによる、日能研生のための大イベントです。参加校数の規模も多く、日能研とその卒業生たちが脈々と継いできたイベントであることを感じます。
中学受験して私立中学に入った先輩たちが自分たちの学校のブースを作り、訪れた子どもたちからの個別質問を受けたり、学校説明をしてくれたり、先輩たちが実際に使用していたテキスト(書き込みあり)やノートが見られるようになっていたり・・と内容盛りだくさん。
例年だと7月中旬の日曜日に開催され、参加学年の制限なし。東京都神奈川で計3会場の私立中学校を貸し切り、男子校・女子校・共学校と様々な中学校の生徒たちが各ブースで熱く語ってくれます。来てくれているのは中1・中2年生が多いそうなので、もちろん自身の中学受験の経験をもとに色々話してくれます。
学校の先生が来ているわけではなく、生徒たちが自主的に生き生きと対応してくれて、学校紹介を書いた紙を黒板や廊下に貼ったり、黒板にチョークで絵を書いたりしているのがとても楽しそうです。
まずは志望校の生徒と話そう
受験生としては、もちろんまずは「志望校のブース」をチェック。各学校の生徒さんも5~6人来てくれていますがそれでも質問の待ち列がずらりと出来ているところもあります。人が増えすぎてしまった時は、個別ではなく集団説明会になることも。
中学受験生向けイベントとしては、東京国際フォーラムなどで行われるものが有名ですが、そちらは学校の先生と話ができる機会ですね。Nフレンズは生徒と話が出来る場なので、個人的なこと(受験校の合否など)に踏み込まなければ様々なことが聞けます。文化祭でも生徒に会えますが、受験に特化した話をあれこれ聞いても良い機会は少ないので、とても貴重な機会です。
学校の話・・・「学校のどんな所が楽しい?」「宿題は多い?」「○○(学校名)らしいなと思うところは?」「○○部はどんな感じ?厳しいですか?」「帰国生との仲は良い?」
受験の話・・・「過去問はいつ頃始めた?」「メモチェは何月から?」「入試本番で気をつけたことは?」「1月も塾に通った?」「日特の雰囲気は?」「○○中は○○(単元)がよく出るが、何か対策をしていたか?」
・・・などなど。4・5年生だとまだ質問も見つかりづらいですが、親も同席して話を聞いたり質問も出来ました。6年になるとさすがに受験生として色々聞きたいことが出てくるので、秋以降のことを主に聞いた記憶があります。
参考になった、先輩の「過去問ノート」と「メモリーチェック」
生徒さんが持ってきてくれた、受験生時代のノート等も参考になりました。ある生徒さんが偏差値表と過去問ノートを出してくれており、偏差値は70と書いてあるのに過去問ノートのほうを見ると意外にもバツが多く・・。「ミス!!」と赤く大きな字で書いてあったりするのを見て、「ああ、最初から高得点じゃなくても大丈夫なんだ」と少々安心したのを覚えています。こういうナマの情報は受験生にとって本当に有り難い。
あと、日能研は知識定着確認で「メモリーチェック」(メモチェ)を6年生夏以降から使い始めますが、このメモチェにどうまとめているのかも先輩のメモチェを見て学ぶことが出来たのも助かりました。わざわざ「社会のまとめノート」を作らず、メモチェに書き込んだり貼ったりして内容を拡充していくやり方は、このNフレンズで見た先輩のメモチェが見本でした。
学校ごとの「カラー」は違う
面白かったのは、各学校の「カラー」がまさにそのブースの「色」として出ていたこと。多くの学校が一同に会しているので(1教室に1~2校の配置)、廊下を歩きながら教室を眺めているだけでも、各学校の生徒さんの違いが分かるところもありました。
一番印象的だったのは、教室が隣同士だった「桜蔭」と「女子学院」のブースです。まだ入学して数ヶ月の中学1年生であっても、既にそれぞれの学校の色が出ていることに驚きました。
まとめ
6年生は夏期講習直前だったり、午後から日特のガイダンスがあったりする日で忙しいときですが、受験勉強へのモチベーションアップが出来る良い機会なので、ぜひ参加してみてください。