理科の苦手対策にはコレが効く!
小4の理科は普段の生活や遊びの延長に近い内容ですが、小5になると理科4分野の得意・不得意が徐々に見えてきたりします。低学年で実験教室などに楽しく通っていた子でも、高学年の理科になると急に暗記すべきことが増えたり、計算が多くなってくることで段々好き嫌いも出てくるようです。
理科も他の教科と同様、塾ではスパイラル形式で同じ分野を何度も繰り返し、徐々にレベルを上げていく授業形式を取られていることが多いので、「やっと化学が終わった!」と思っても少し経つと再び化学が、更に前よりレベルアップした内容でやってくるので、やはり授業内容はその都度ごとにきちんと理解していくことを。心がけていくべきでしょう。
とはいえ、授業もどんどん進んでしまうし、子ども自身も「どこが分からないのかが分からない!」という状態になってしまうことも。
「つまづいた所を補強したいけれど、どこまで戻ればいいか分からないし、最初からやり直すほどの時間も無い。どうすればいいの?」
という時、我が家で一番役に立ったのがコレです。
それは「スタサプ」こと、スタディサプリ。
理科以外の教科もありますが、娘の場合は殆ど理科(+少し社会)で使っていました。6年生の直前期も時々見直していましたよ。
スタディサプリ(映像授業)のメリット・おすすめの授業
「スタサプならもう使ってるけど、そんなに効果ある?」
「子供に見せたけれど、反応がイマイチだった」
という方もいらっしゃる気が・・。お子さんに「ここ見ておいて」とだけ伝えてタブレットを渡して終わり・・という風にされていないでしょうか。
初めて学ぶ分野であるなら別ですが、もし苦手分野を映像授業で補おうとするのであれば、お子さんに最初から任せきりにしてしまうのは厳しいかも。
映像授業ってどうしても受け身になりがちで、小学生なら尚更、ぼーっとしているだけになってしまうのがデメリットではあります。先生から指名されたりすることもないですし緊張感も薄れがち。
でも映像授業であるからこそ、自分で授業をコントロールすることが出来ます。授業を「選べる」「飛ばせる(先送りできる)」「戻れる(繰り返せる)」ことが最大のメリットです。これを活かします。
そして理科の場合、スタサプでは学年別に「基礎」と「応用」の2コースが用意されていますが、中学受験生の場合は「応用」を選択。
この「理科(応用)コース」を担当されている先生(娘が見ていた時は相良先生という方です)ですが、授業がとても面白くて分かりやすい!「この先生に直接教わってみたいね」なんて娘とも話していました。
独自の「語呂合わせ」などもあって覚えやすく、子供の興味を引くように授業をしてくれます。
スタディサプリで、理科の苦手分野を「高速」で解消
苦手補強については、たとえば「天体」が苦手であれば、
「小6(応用)」の「第21講 太陽は燃えているか?」「第22講 動き出せ!世界の太陽!」
「小5(応用)」の「第11講 星の動きを君の頭へ」「第12講 世界の夜空が動き出す」・・・など、天体の項目をチェック。講座名は「講座一覧」から探すことが可能。
子供がイマイチ分かっていなさそうな項目を選択し、親の方で授業を早送りしながらざっと見てしまいます。黒板に文字や図が映るので、何の授業をしているかは早送りしながらでも確認可能。そして「ここを見せたい」と思った所を見つけ、お子さんと一緒に見ます。
その部分だけピンポイントで見るのも良いし、その単元ごと一緒に見るほうがわかりやすそうであればそうしても良いと思います。
6年生であっても、5年生の範囲が怪しいこともあるでしょう。それでも映像授業ならいつでも前に戻れます。
この苦手つぶしの作業を子供だけに任せるのはちょっと厳しいので、保護者のサポートはあったほうが良いです。その方が子供のつまづきポイントに気づくことが出来ますし、時間も短くて済みます。我が家も、夕食前や後にさっと見せたりしていました。
あと、子供にタブレットやスマホを渡してしまうと、いつの間にyoutubeとかネットとか、「違うこと」をしていることもあるかも・・・。
これを参考書で補おうとすると何冊も選ばないといけないですが、スタディサプリであれば不要なので、コスパも良し。
我が家もスタサプのおかげで、理科はあれこれ参考書などを買わずに済みました。しかも動画の方が分かりやすいですしお薦めです。是非お子さんの興味に合わせ、適宜サポートしながら活用してみてください。
単元ごとの苦手を浮き立たせてくれる教材は?
6年生になり総合問題を解き始める前に、全体を見渡して苦手分野をつぶしておきたいですよね。そんな時に役に立つのは、「メモリーチェック」です。日能研が出している有名な知識チェック&仕上げ教材です。
サピックスが出版している「コアプラス」でも良いですが、理科がちょっと苦手というお子さんの場合だと、苦手を洗い出すためとしてはコアプラスは若干量が多いため、メモリーチェックの方がおすすめです。ただ、理科が得意なお子さんはメモチェ・コアプラスどちらでも良いかも。
「メモチェ or コアプラスは6年夏以降のために残しておきたい」「通っている塾からまだ手を付けるなと言われている」という場合は、自分の塾で勧められていないほうを買ってみるのも手です。理科に関しては、メモリーチェックは難関校志望の子供には易しめかなと思いました。
もう少し手に取りやすいチェック集としては、下のシリーズがおすすめ。本のサイズも小さく持ち歩けますし、カラー刷りで見やすい。その割に右側ページは中堅校から難関校の入試問題から抜き出した一行確認問題を多数載せており、志望校の問題があれば子供のやる気も上がります。
6年後半はどうしても志望校対策に時間を取られ、苦手分野の克服には多くの時間を割くことが難しくなってきます。スタディサプリやメモリーチェックなどを活用し、早めに対策をとりましょう。