6年春から秋 日能研ライフ

日能研生は志望校の「R4」偏差値を目指す

日能研の「R4偏差値」とは?

日能研の場合、毎月1回の公開模試を受けた際に偏差値が出ます。そして同じくほぼ毎月1回「予想R4」という偏差値表が作られます。また、1年に1回(4月)「結果R4」が配布されます。

そもそも「R4」「結果R4」「予想R4」とは何かというと・・・本家である日能研のHPから以下抜粋しますね。

「R4」とは・・・
合格可能性を示す数値で、偏差値による合格率の各段階(RANGE=レンジ)を示し、『R4=80%、R3=50%、R2=20%』を意味します。

R4はつまり「合格可能性80%」ラインということになります。どの塾でもこれが合格可能性の最大値です。

なぜ100%がないかというと、たとえば十分に学力が高かったとしても、様々な理由により(体調面、メンタル面、悪天候、電車運転見合わせなどの想定外の出来事など)試験当日の出来が左右される可能性があり、100%とは言えないから、と聞いたことがあります。

特に中学受験の場合、いくら頑張れる子であってもまだ11~12歳の子供ですし、メンタルに響いてしまう可能性もあり得るかもしれません(そうならないよう、色々想定して事前に準備をしておくのが保護者の役割かなと思います)。

1年間でこのR4偏差値が大きく変わることはほぼ無いですが、ほぼ毎年上がっていく学校も少なからずあったりするので要注意です。逆に、数年間のうちに下がっていく学校もあり、上の子が受験した5年前とは偏差値表がかなり様変わりしていたので驚きました。

6年生平均でR4を超えるには?(偏差値65前後向け)

自分の志望校のR4偏差値を、日能研生は目指していくことになります。もちろん1回の公開模試で超えたというだけでなく、「6年生の前期の平均偏差値が志望校のR4を超える」ことを目指します。これが出来ていると、過去のデータからしてもその学校の合格を掴める可能性が高いようです。

ちなみにうちの娘の場合、5年生の時の平均偏差値はR4には届いていませんでした。5年前期の社会が足を引っ張りすぎていたのもありますが、得意なはずの算数であっても5年次はまだ点数の浮き沈みが激しく(ミスも多かった!)、4科で見ると平均偏差値はR4に達していませんでした。

しかし日能研の先生からは、「5年生の時点で平均偏差値63程度を取れて入れば御三家を狙える」と聞いており、「今は目の前のことをきちんとやっていくしかないな」と前向きに考えていました。

すると新6年になった直後から公開模試での偏差値が急に上がり、4科総合でも70を超えることも増えてきて、6年前期の平均偏差値は第一志望校のR4を超えました。まさに先生のおっしゃる通り。

これはおそらく模試の問題において、「出題範囲の中から出される問題」から「入試に向けた、範囲指定なしの総合問題」が入り始めることでテストの難易度レベルが上がり、点数のばらつき=「裾野」が広がったからだと思います。

要はこの時点で「どれだけ上位の集団に位置できるか」・・・上位の集団にいれば、点数の裾野が広がったときに自分の偏差値も上へ押し出される形となり、自然と偏差値が上がるということです。なんとか上位集団に食らいついていきましょう!

R4を超えなければいけないの?

「合格可能性80%」を目指しているが、なかなか届かない・・ということも現実的にあると思います。実際、6年生の後期に入った際、前期の平均偏差値が現在の志望校のR4偏差値を上回っている生徒の数はそれほど多くなかったようです。それでも第一志望に合格している子は多かった印象です。

R4とともに「R3」(合格可能性50%)という言葉も、日能研での説明会などでは時々出てきます。50%ということは、受験生の半分は合格するということです(良い意味で捉えれば)。合格可能性としては「あり」でしょう。

50%というのは受験生にとっては「もう少し上を取りたい」と思ってしまう数値ではありますが、その年に出た入試問題傾向がお子さんにあっていたり、得意分野が出たりすればきっと合格率は高いはず。

最後まで諦めなかった人が勝つ

よく6年生後期にもなると「最後まで諦めなかった人が勝つ」という言葉が聞かれますが、他のお子さんの合格体験記などを読んでもその通りだなと感じます。

塾の先生からは保護者向け説明会などで、「最後のほうはお子さん自身よりも親御さんのほうが、先に疲れて諦めてしまうことがある」と聞いたことがありました。過去問の点数がいつまでも上がらない、最後のほうの公開模試で偏差値が下がってしまった・・といったことがあれば確かに辛い状況ではあります。でもきっとそこが最後の踏ん張りどころなのでしょう。

私も1月校受験の前、ある年度の過去問で合格ラインすれすれだった科目があったせいで急に心配になり、「もう少しレベルを下げた学校も併願したほうが良いか」を日能研の先生へ相談しに行ったことがありました(まさに受験直前期、併願校も12月に確定していたのに)。

その際は教室長が対応して下さって、「親御さんとして心配になる気持ちは分かりますが、今のままで大丈夫ですよ」と伝えてくれました。笑顔で「女子学院の受験も、僕は殆ど心配してないですよ」と。

親の心を落ち着かせるための言葉だったかもしれませんが、ひとりで悩むよりも、すぐに塾へ電話するなり面談しするなりしたほうが良いです。塾の先生はその点プロですから、親の扱いは慣れていますからね!私も安心して教室長の言葉に乗ることが出来ました。

これから中学受験されるご家庭はぜひ合格可能性80%であるR4偏差値を目指し、最後まで諦めず頑張ってください。

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