6年春から秋 学校選び 4年生・5年生

「学校説明会・文化祭は5年生のうちに行けば良い」に注意!【対策案あり】

中学受験説明会

目次

  1. 学校説明会・文化祭は必ず行っておきたい
  2. 6年生の秋は超多忙!
  3. 4・5年生での学校回りの注意点
  4. 学校の記憶を留める、思い出す方法
  5. まとめ

学校説明会・文化祭は必ず行っておきたい

中学校の学校説明会や文化祭へ行くことの重要性は言うまでもないでしょう。お子さんとの相性を見る、親の立場から客観的に「子供に・我が家に合っているか」を見るといったことも出来ます。

文化祭は特に、生徒と直接触れ合える場でもあります。多少普段よりもテンション高い場面はあるにせよ、学校や生徒の雰囲気は結構体感できますし、お子さん自身が感じ取ったものは(良くも悪くも)志望校を考える上で大きな判断ポイントとなるはずです。

「ここに行きたい!」とお子さん自身から知らせてくれる学校が見つかったら嬉しいですね。逆に、親のほうは良いと思っている学校でもお子さん自身が「ここは何か違う」という意思表示をする場合もあります(我が家も経験済み)。

そして学校説明会も秋はいよいよ本格開催です。特に11月ごろになると「入試情報」が入るようになってきますし、「入試問題解説会」や「入試直前説明会」といった、入試に特化した説明会も12月たりから急増します。そのため例えば6月などに学校説明会に行ったとしても秋にはもう一度同じ学校へ行く、ということもよくあることです。

学校の中には入試本番に出題するジャンルや問題に近い内容を教えてくれるケースもあり、ここから得られる情報も貴重なので出来るだけ参加したいところです。

6年生の秋は超多忙!

学校候補選びは、持ち偏差値の「プラスマイナス5または10」を範囲として見るべきとよく言われます。候補となる学校をまず偏差値表を参考にしてピックアップし、事前情報をもとに「子供に合っていそう」「通学できそう」といった基準で5~6校、もう少し検討が浅い時期だと10校程度を選ぶ・・というのが一般的かと思います。

これだけの数の文化祭と学校説明会に、お子さんを連れて行く必要は全く無いと思います。興味のある学校から3~5校、一緒に文化祭へ行くだけでよく、学校説明会は子供連れで行く必要性は低いのでは(もし行くなら第一志望校のみ)。学校説明会はすべて親が見てきて判断することにし、子供にはその間勉強していてもらえれば十分でしょう。

それであっても、6年生の秋は超多忙。土曜日は塾の授業、日曜日は志望校特訓やテストが毎週あり、少しでも時間があれば勉強に使いたい。とても文化祭へ何校も(しかも併願校の)行く余裕などありません。なので、6年生の時は最低限でも第一志望校の文化祭のみに連れていくとして、あとは4・5年生のうちに、併願校を含めて幅広く回っておくことが必要です。

4・5年生での文化祭回りの注意点

が、ここに注意が一つ。4・5年生の時の文化祭の記憶って6年生になると結構忘れてしまうものです。理由は、まだ受験学年ではない時期に、短期間で複数の(よく知らない)学校へ行ってしまうことで、子供自身がそれらの学校ごとの記憶が曖昧もしくは忘れてしまうこと。

特に併願校については、4・5年生では自分の受験校という意識もまだ薄く、「葉脈の栞を作ったよね~。えーとどの学校だっけ」という感じです。強烈な思い出があれば別ですが、だいたいは「楽しかったね」になってしまいがち。これはある程度仕方ないことかもしれません。第一志望への憧れは出てくるものの、併願校選びの必要性まで子供自身で考えが及ぶ時期ではないでしょう

ただ、6年になり本気で併願校選びをする時、「え、この学校行ったことあった?」ということにもなりかねません。そうであっても、もう文化祭に行くような時間の余裕は無い。しかし万が一その併願校へ行くことになった場合は(親側はその学校の記憶があり、ここなら大丈夫と思っていたとしても)子供側は「知らない学校」と認識しているので不安感を強く持ってしまうかもしれません。

学校の記憶を留める、思い出す方法

ではどうすればよいか?我が家の経験を踏まえると2つの案があります。

①「授業体験会」に出る

行わない学校も多いですが、もし併願校として考えているところで授業体験があれば是非参加してみて下さい。文化祭ですと、全体的には「通りがかった一人」としてなんとなく過ぎてしまう部分があるものの、授業を受けるとなると、「その学校の教室で先生と勉強をする」という強い経験が得られるので、子供の記憶にも残りやすいです。

また、どの学校の先生がどんな人か、どんな教材を使っているのか、どんな形式の授業を展開するのかも分かります。それが子供に合うかどうかも、授業態度で垣間見えるでしょう(普段より緊張はしていると思いますが)。保護者の授業見学OKの所はそういった視点からも得るものが多いです。

文化祭ですと「お祭り」としての要素が強いですが、授業体験会では普段に近い教室が見られます。掲示物などもそのままになっていたりして、その学校の生徒の様子が伝わりました。

②6年秋のオープンテスト(公開模試)で、併願校を会場に選ぶこと

以前文化祭などでその学校に一度は来たことがあるという前提ですが。

公開模試会場については併願校を意識して選んでいる方も多いと思いますが、もし普段通っている塾でその併願校が会場になっていない場合、または既に予約で埋まっていた場合、他塾(サピックス、早稲田アカデミー、日能研など)のテスト会場をチェックしてみてください。

どの塾もHPなどで会場名を公開するので、申込期間になったらすぐ申し込んで下さい。人気校はあっという間に予約で埋まってしまいます。

中学校に行ってみると「あれ、ここ来たことがある」と思い出されるものです。子供がテストを受けている間に保護者向けの学校説明会も開催されることが多いので、入試直前期ながら改めて学校を見直す機会にもなります。お子さんにとっても、実際に併願校を受験した時、ここは知っているという安心感が生まれるはずです。

ママ
ちなみに日能研生の場合、御三家日特クラスに入ると公開模試会場は指定の大学会場となり、中学校会場は選べないので要注意です!娘の時は12月初回の公開模試だけ中学校の会場を選べる機会がありましたが、どうしても併願校会場を受けたい場合は他塾のテストを探してみましょう。

まとめ

6年生が志望校の文化祭に行くのはモチベーションアップに繋がりますが、そんなことを言っていられないほど秋以降は忙しいというのが現実です。併願校対策も含め、学校説明会や文化祭訪問のスケジュールをきちんと立て、お子さんの安心感につながるよう準備されることをお勧めします。

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