6年春から秋 【志望校対策】女子学院中

【NN女子学院】早稲アカのNN志望校別コース、他塾生が利用すると?

早稲アカNN中学受験

NN=早稲アカの志望校別対策クラス

6年生になり、志望校もほぼ決めつつある段階になると、そろそろ「志望校対策」という言葉が気になるようになってきます。また、自分と同じ塾に通う子だけがライバルではないので、「自分が●●中を受験したいと考えている人の中で一体どのくらいの位置にいるのか?」と意識し始めます。

サピックスにも6年春から中学校名のついたクラスが出来ますが、これはその中学校専用のコースというよりは、一番上は「桜蔭」といったようにランク分けの意味合いが強い。春の時点で、もっと具体的に「志望校」に向けたカリキュラムを用意しているのが、早稲アカの「NN志望校別コース」です。

早稲アカNN志望校別コース

NNは「何が何でも」の略です。対象校は限られており、男女御三家と早慶+αの学校。まずは自分の志望校がこの中に入っているかご確認を!

ちなみに「NN女子学院」のことを略して「NNJG」と呼びます。

他の塾の志望校対策クラスよりも良いなと私が思ったのは、以下の3つです。

  1. 6年春から入試直前まで、そっくりテスト(その学校の入試にそっくりな問題および形式のテスト)が受けられること
  2. 1教科から通えること
  3. 早稲アカ以外の塾生も受け入れていること

この「そっくりテスト」、6年生の11月まではNNコースに通わなくても「NNオープン」という模試として定期的に受けることが可能です。初回のNNオープン模試は例年ですと3月で、保護者向けにはNNコースの説明会があり大盛況でした。以降だいたい2ヶ月に1回のペースで模試があるので、子供にとっては志望校のテスト形式に慣れることができ、同じ中学校を目指す受験生の中での立ち位置も確認できるというメリットがありました。

そっくりテストはNNのカリキュラムの中でも行われ、正月特訓、および直前期である1月にも毎週行われます。正月特訓は元旦の日にテストが行われるのですが、この日は他の塾は休みの日。前受け校の受験日まであと僅か、志望校受験日の1ヶ月前という日に「順位が出るテスト」を受けられるというのは貴重です。結果が良かったら弾みになるし、良くなかったとしたら反省材料に使えるはず。これは受けさせたいなと考えました。

また、通常どの塾でも4教科セットでコースが組まれており、自分の塾の生徒のみ入れる仕組みとなっていますが、NNは1教科のみ・他塾生OKという開かれた形をとっています。他塾生である我が家にはこれがフィットしました。

志望校対策は秋からではないの?

どの大手塾も、本格的に志望校対策コースが始まるのは6年の9月からです。NNもそういう意味では本格的な開始は9月からですが、コース自体は4月から開始されます。NNオープン模試はこのNNコース入会への選抜試験を兼ねている訳です。

この4~7月の時期(NN前期)は各学校の特色ある入試問題傾向に合った授業カリキュラムが組まれています。徐々にその学校の特徴に慣れさせていく時期なのでしょう。また、この時期は平日に行われる普段の塾の授業や宿題をしっかりやることが重視されており、NNとしての宿題はまだ出さないとの説明でした。

我が家の場合は前期の中でオープン模試を2回受けました。初回は本当にギリギリで入会資格を得られ、次の回はもう少し上の位置。NNに興味はありましたが、前期は普段通っている塾の方でも日曜日に難関校選抜クラスの授業が始まり娘はこちらを受けることにしたので、立ち位置確認と受験情報を得るために模試を受けていました。

他塾とNNの併用は?(体験談)

どの塾も日曜日にメインの志望校特訓を組むので、日曜日での掛け持ちはなかなか難しいでしょう。普段の塾か、NNかのどちらかを選ぶ必要があります。ただ、NNの場合は土曜日や1・2教科のみ選択して受けられるコースも用意されています。平日夜の算数特訓というのもありました。

娘の場合、女子学院は社会がとても難しい上に娘自身社会でいまいち点が取れていなかったので、土曜に社会だけ受ける(土特)形で9月から入りました。

実は普段通う塾でも土曜日の午後は授業があったので午前中の枠をNNで取りましたが、午前中もたまに小学校の授業があり、その場合はNNを休まざるを得ず。また、冬に近づいてくると過去問も多く解かなければならず、「土曜日に過去問をやりたい!」という時もあって、実際NN土特に通えたのは半分程度でした。

しかし早稲アカからは休んだ時の授業プリントがすぐに自宅へ郵送され、連続して休んでしまった時は先生からお電話も頂きました。とにかくフォローが良かったです。電話を頂いた際に学習相談に乗って頂いたりもしました。

また、授業で使うプリント以外の教材の大盤振る舞いがすごかった!これらの教材には最後まで助けられました。これはまた別の記事で書きたいと思います。

 

一言でいうと、「日曜の授業は併用NGだが、他の曜日での併用は可能。ただし時間はうまく見つけよう」。
午前中にNN女子学院、午後から普段の塾で授業とダブルヘッダーだった娘は、実際大変だったと思いますが何とか乗り切りました。

以下余談ですが・・「大手塾それぞれが発表した合格者数を合計すると、●●中学校の合格者数を超えているからおかしい」といった話を時々聞きますが、NNのように複数の塾の掛け持ちが出来る仕組みがあるの、で合計数が多くなるのは当たり前ですね。実際、娘は両方の塾で合格者としてカウントされていますし・・。

NNの場合、他塾生で合格しているお子さんもそれなりにいるのではないでしょうか。私としては、普段の塾には申し訳ない思いも若干ありつつも両方の塾に感謝しているので、それぞれの塾にてカウントされて構わないのですが、そのあたりは難しい所ですね。

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