算数は中学受験における最重要科目!
算数って不思議です。九九の暗記くらいまではみな楽しそうにしているのに、その後どんどん嫌われていってしまう。中学受験でも得意と不得意がはっきり分かれる科目ですね。
「最も点差が開く科目は算数です」
これは様々な学校説明会や塾での保護者会で何度も聞かされます。だからこそ、算数は得意でいてほしいですね。
中学受験勉強が始まった後でも算数の好き嫌いは変わってきますが、少なくとも算数が苦手とか嫌いという意識を持たないようにしたいものです。そこで、算数や数学の楽しさを感じてもらえる本をピックアップしました。いずれもうちの子供たちが読んだり取り組んだりしていたものです。二人とも総じて算数が一番得意でした。小学3年生くらいから読めるものもありますよ。
子供向け小説系
「トリプル・ゼロ」は7巻、「数学屋さん」は3巻まで出ています。娘は塾の休憩時間にこれを読んでいて、何人で交換し合ったりしていましたので、結構人気だったようです。「トリプル・・」のほうが小学生向きですね。
ここに出てきた算数や数学の法則名などを覚えていて、勉強中に「これ知ってる!トリプル・ゼロに出てきた」ということが何度かありました。楽しんで覚えられるのが一番ですね。
学習まんが系
学習まんがというと社会や理科が多いですが、算数にもありました。比は5年生算数の(というより中学受験算数の)最重要単元でありながら、ここでつまづいてしまうケースがとても多い単元でもあります。
理科で既にシリーズ化されているのでご存知の絵柄かもしれませんが、こういった学習まんがなどで算数的な感覚をつかませておくのもアリです。もちろんその後は勉強しなければいけませんが・・。
数学の美しさを感じる本
以下の本は直接「受験」に役立つというよりは、数や図形の美しさを感じられる本です。娘は「コンパスと定規の数学」に出ている図形を、実際にコンパスと定規を使って描いてみることにはまっている時期がありました。
絵を描くにしても、どこをコンパスの中心にすればいいか?など色々考えないといけないので、けっこう頭を使います。図形の感覚も身についたのでしょう。
この「アルケミスト双書」シリーズには他にも面白そうなタイトルが色々あり、表紙もおしゃれなので大人にもおすすめです。絵本のような感じで、我が家は息子も娘もこのこのシリーズを気に入っていました。
Newtonライトは、あの科学雑誌「Newton」のライト版、つまり子供向けです。なので、内容も難解なものではなく、子供の興味を引く内容になっています。
図形編のほかに、理科系のものも何冊か家にあります。内容的にも良く出来ていますし、ぱらぱらめくってみるだけでも楽しいです。
遊びに近い図形学習
おりがみは立体感覚を育てるのに格好の遊びです。多面体おりがみは、作ってみるのは大変ですが立体の感覚を味わうのにはうってつけの教材ともいえます。
当たり前ですが、複雑な図形ほど必要となる折り紙の枚数が必要となり、作成時間はかかりますのでご注意を。
「点描写」シリーズは立体図形編と平面図形編があり、一見低学年向けの簡単なドリルのようになっています。
立体ってなかなか書く機会がないもので、こういうものを使ってどんどん練習しておけば、いざ算数の授業で「立方体を書いて」「切断面を書いて」と言われても固まらずに済むでしょう。立体が苦手なお子さんは5年生でやってみても良いと思います。
空き時間に!算数的「頭の体操」
ずばり、数独とオセロです。数独はいきなり難しいものではなく、一番易しいものからやってみて下さい。スマホのアプリもありますが、ケースバイケースで。
上に紹介したオセロ(リバーシ)は移動時間に最適!小さなオセロ盤ですが、オセロの石が盤上の各マスにて回転式になっており(石なし→黒→白→・・)、電車内などで手元が揺れても逆さにしても全く問題なし。
娘は遠くの教室に通うときなど、電車内で「一人オセロ」を超高速でやっていました・・。オセロはスマホゲームでやるよりも「手を使う感覚」があって楽しいのだそうです。